通関士の魅力 > 通関士の試験について
通関士の試験について
通関士の試験を受けるためには?
通関士の試験を受けるために、必要な受験資格が設定されていないことはお分かりいただけたかと思います。通関士の試験は年に一度、十月上旬から中旬にかけ、全国十三ヵ所の税関官署で実施されます。2006年の10月1日に実施された試験より、回答形式が全問マークシート形式の採用とされましたが、それでもやはり国家資格たるもの、生半可な気持ちで合格できるほど甘いものではありません。通関士としての専門的な知識に加え、通関業法や関税法などの法律についても学ぶ必要があり、また、外国為替や貿易などについても多大なる知識を要されます。受験資格の設定がないとは言え、非常に難度の高い試験内容なだけに、合格するためには人一倍情熱を注がなければならないでしょう。では、実際に試験を受けるにあたり、どのような勉強、どのような知識が必要とされるのでしょうか?次の【通関士に必要な知識】では、それについて触れてみようかと思います。
通関士に必要な知識その1
前に述べた通り、通関士になるためには専門的な知識が必要とされます。その内容は主に「通関業法」「税関法」に関する法律的な知識と、「関税定率法、また、関税に関するその他の法律」、「外国為替、及び外国貿易法」、「書類作成の作成要領、その他の手続き」となります。大きく分けて「通関業法」「税関法」「その他の法律及び業務に関する内容」の三科目に分類されますが、三科目とは言えその膨大な情報量は、決して学ぶに易しいものではありません。ですが、今まで通関業者などで通関業務に携わっていた人なら、試験の一部が免除となる制度もあります。税関や、その他の通関関連の職場で、通算五年以上の勤務を続けた人は一科目が免除となり、更に十五年以上の勤務を続けた人は二科目の免除となります。これは非常に有利な特典と言えますね。幸運にもそんな恵まれた境遇にある人は、キャリアが試験合格のための強力な武器となってくれるでしょう。しかし、それ以外の人は、この三科目を懸命に勉強するしかありません。「一体、通関業法や税関法って、どんなものなの?」次項では、その問いにお答えしましょう。
通関士に必要な知識その2
まず、通関士の試験勉強において決して欠かせないのが、「通関業法」に関する法律です。これは通関業や通関士にとって、もっとも基本的な法律となるので、その目的や定義などの内容を正しく把握し理解するとともに、法律における義務やその処分などについても、しっかりと認識しておく必要があります。もう一つの「関税法」、これは文字通り関税についての法律です。貨物はその種類や大きさによって、課せられる税金が異なってきます。正確な判断と区別が求められる通関士にとって、決しておごそかにできない科目と言えるでしょう。また、輸入、輸出に関する貨物の定義や規定だけに留まらず、国際貿易に関連した知識も網羅しなければなりません。試験の実施は毎年十月ですから、それに向けてしっかりとした計画性をもって試験勉強にのぞまなければ、合格はなかなか難しそうです。
通関士の試験合格には
さて、ここまで色々と通関士の資格を得るための試験について書いてきましたが、とどのつまり通関士とは、「通関業務に必要な専門知識を持っており、輸入、輸出する人に代わって手続きを行う人」です。知れば知るほどに難しい職種のように思われますが、受験資格も年齢や国籍による制限もありませんので、誰にでもなることは可能な職業です。この資格試験、合格ラインは「各項目、75点以上の成績」であり、決して低くはありませんが、努力いかんによっては十分に合格可能な設定でしょう。試験に合格するにはただひたすら勉強あるのみですが、まずはその勉強法を自分で選ぶ必要があります。専門書を購入し、それを読み漁るものヨシ、図書館で日々勉強に明け暮れるもヨシですが、ここはやはり国家試験を専門的に扱った学校に通ったり、実践的な教材を販売している専門講座などの力を借りた方が効率も良く、能率的な勉強ができることでしょう。次項では、通関士に関する予備校、講座関係を少し紹介してみましょう。